晴れたり沼ったり

へんなものに沼ることがあります。

おもちゃ~ (zoom H1 essential)

いままで使っていたやつはコレ。

・大昔はカセットレコーダTC-2890SD (さすがにもう持ってない。大学の部室に寄付してきた気がする)

・その後 TCD-M5(実家にありそうだが....)

・ちょっと前はデジタルデンスケ (TCD-D3)

・で、オリンパスのLS-7

 

DAT使い始めた時はダイナミックレンジの広さとヒスノイズの少なさに恩恵を受けていた。ただ録音するためにはその他の装備(とくに電池、カセット時代ほどではないけど)もいろいろ必要なので録音しに旅行に行こうみたいな気分になってなかった。

 

LS-7 はデジタルだしオンメモリだからテープを巻き戻すとかいうこともなくダイナミックレンジもまあまあ広く、センターマイク付きのビルトインマイクも便利だし、マイクプリアンプ系のノイズも気になるほどではなく、電池消費も気にならない程度だし、なんといっても小さくて可愛すぎるのにメタルを多様した質感もいいということでそこそこ愛用していた。

ただ純粋にレコーダとしてみると、録音レベルを変えるのにいちいちメニューから操作しないとダメというのは結構致命的。円形ボタンのとこに+,- があるのだけどこれは再生音にしか効かない。想定した録音レベルじゃなかったという時にすぐ調整出来ないのはなんとももどかしい。その意味ではボイスレコーダの設計を踏襲しているのだろう。

 

で、先日届いたのがコレ。

サイズと可愛さはLS-7には敵わないが、なんといってもこれは32bitフロート録音対応。

これはもうカセット時代を考えたら録音レベル調整不要でもいうべき異次元の魔法のような方式だ。TASCAMからそれが出始めた時は相当食指がぴくぴくしたものだが、値段と利用頻度を考えると流石に自重していた。

最近 ZOOM 社から廉価版のようなものが出たので飛びついた。なんと12000円程度なんである。上のランクのものも有るけれど、自然音の録音用とししては不要で演奏のレコーディングとかに必要そうな機能が重視されているだけなので私の用途的にはいちばん安いコレで十分だ。ヘアリーウィンドスクリーンが欲しいのだが純正品はまだ出てない。amazonで物色したがサイズ感がいまひとつわからないのと、サイズ的に合致してそうなのは品質が悪すぎて毛が抜けまくるとか書いてあるので断念した。抜けた毛がカバンの中とかに散らばったら最悪だ。

 

可愛いところ:

・32bitフロートによる録音レベル調整不要の魔法はたまらなく魅力的。もう絶対もとには戻れなさそう。もうこの際、サウンドハンターとしての意地の一つであるレコーディングボリュームを調整するシゴトは放棄してもよい。

・32bitフロート機としては小型かつ軽量

 

可愛くない処:

・デザインがゴツゴツしてて若者向け?

・軽さとのトレードオフではあるがプラ筐体が結構安っぽくていまいちニンマリ出来ない:-)

・マイクがXYなので結構ゴツい。至近距離では録らないのでVでも良かったのだが。

 (LS-7はMS)

・ダイナミックレンジは広いが小音量時の収録側ではなく若干爆音側にシフトされているようなので、自然界の小さい音には向いてないかもしれない。

microSDの使用量が(当たり前だが)半端ない。電池寿命と合わせようとおもったら1TB必要。amazonSUNDISKなのにやすいのがあったのでポチろうとしたらどうも偽物販売商社らしかった(1TBでA1とか書いてあるのに512Gより安いという)。危ない危ない... 

・電池消費もあんまりかわいくない。結構バシバシと電池ゲージが減る。

 

旅行中に試し録りしてきました。音はまあまあいいし録音レベルセッティングが不要なので失敗なしというのはやはりもうもとには戻れない感じ。

ただまだ風防が無いのでホームとかでとったやつはボロボロ。

あとちゃんと録るならショックマウントも欲しくなる。