12月位にもう一軒増えるらしいが、現在吉祥寺には家系ラーメンが4軒ある。
吉祥寺は枚挙にいとまがないほどラーメン屋の開店閉店があるのだが、不思議に家系の閉店は少ないみたいで不思議。(下に出てくる吉祥寺家の前は壱角家の支店が入っていてこれに変わったので閉店といえば閉店かもしれないが)
横須賀横浜方面で仕事をしてた時期が長かったのでたまに家系は食いたくなる。
ちなみに一番好きな家系はかって久里浜にあり、いまは三崎に移転してしまった「ずいずい」の角煮ラーメンで、これを食べるためだけにたまには横横まで使って遠征したくなる。
さて吉祥寺。歴史的には武蔵家があって、洞くつ家がそこから分離した状態が長く続いていたはずだが、近年、武道家と吉祥寺家というのが出来た。
吉祥寺家は地下にあったりして付近にも店内にもスープを炊いたと思われる臭いが全くないし、博多っぽいとんこつラーメンもあったりする。業務用のスープかセントラルキッチン系かどっちかっぽい。麺が太いのと生姜の酢漬けみたいのがあるのだけは評価できる。ちなみに「おこのみ」は常にどの店でも「硬め薄め」の一択で今回も全部それです。
武道家の本店は早稲田で学生たちを惹きつけたお店。大学生のみならず正門の一つとなりの高校生達もきっと行ってるのではないか?私が本店に行った時はもっと細麺で味薄めにしてもらってもしょっぱいだけのスープだったが変わったか支店が違うからか、ここではその時より多少まし、スープ濃度や獣っぽさはここまでやるとファウルというほど強い感じ、麺も酒井の麺に変わってた。これならアリかな。
洞くつ家は武蔵家からまっとまともな家系ラーメンを出したいといって分派したと言われるラーメン店で、いまでも六角家出身を名乗っているお店。この日の出来が悪かったのかその頃の濃厚さは感じない。
武蔵家は洞くつ家が出来た頃は武蔵家は迷走していたこともあり圧倒的に負けていたが、最近は逆転してるかも?ちなみに同じ武蔵家だが、新中野系の武蔵家とは関係がないらしい。あとここには「あご塩」ラーメンというのがありこれもまあまあいける。
特徴を比較するとこんな感じ。(同じ日に食べてないし測定したりしてないので感覚)
スープの臭さ 武道>>武蔵家>洞くつ家>>吉祥寺家
値段 吉祥寺家(850)=洞くつ家(850)>武蔵家(780)>武道家(700)
鶏油っぽさ 武蔵家>洞くつ家>武道>吉祥寺家
スープのしょっぱさ 武道>洞くつ家>武蔵家=吉祥寺
スープ濃度 武道>武蔵家>洞くつ家>>吉祥寺
チャーシュー 洞くつ家>武蔵家>>武道>>>吉祥寺
海苔 武蔵家=洞くつ家>吉祥寺家>武道