晴れたり沼ったり

へんなものに沼ることがあります。

キーボードフェチ part14 HP200LX/100LX/95LX


HP200LX 1994 10月頃 HP100LX 1993 6月頃
私的電脳パンツ史上最長期間君臨していたマシンかなあ。単3電池2本で動いたのはすごすぎる。もちろん最初の電脳パンツ機(95LX)でもある。これ以前はシステム手帳の人だった。
キーボードは左端に寄ってて要らないテンキーとかついてる(出自が電卓だからな~)とかタッチがかなり硬い(これもHP電卓だからな~)なのだけど、立って使うことはもちろん、歩きながらもタイプできる名機であった。これに出会ってなかったらここまでキーボードがついてるモバイル端末にハマることもなかったのは間違いない。久しぶりに蓋を開けてみたら、100LXはものすごいビネガーシンドローム、200LXも劣化してた。
ううむ。暇になったら(使わないけど)修理してみるかな??? いやこれは沼だ。しかも抜け出してもなにも意味のない沼だ。どうしよう....

 

画面サイズは640x200dotモノクロでDOS/Vマシンとしてはまあスタンダードなサイズ。
プリインストールされてるPIMにGDBというdatabaseがあってこれがめちゃくちゃ使い勝手がよかった。自分でDBを定義できるのは当たり前だが、入力ページで入力欄を好きに配置できたりタブで飛ぶ順も変えられたりとHP200LXから他のマシンに乗り換えるにあたり障壁になってたが GDBwinというフリーソフトで同様のことができるようになった。
でも、前述したようにすでにportabaseに乗り換えていたのでGDBwinはあまり使う機会はなかった。
あとユーザ中心で開発したが日本語化キットや倍速化キットを出していてそれを若松とかで売ってたりした。なかなかおもしろいコミュニティがあった時代だった。
私はTurboPascalとか入れていた。SwitchON(レジュームだけどね)でPascalが動くって実に魅力的だった。TurboPascalは画面エスケープシーケンスを自分で定義できるという汎用性があったからこそできたことかな。
100と200は内蔵PIMが違う程度で私が使うレベルでは特に差違はなかったかな。
首折れ(写真の通り100LXの右ヒンジは重症だったのプラ板プラリペアで補強してあるのでもう分解不能)、ヒンジ割れ、ヒンジカバー割れ、蓋を開けるボタンのバネ割れ、バッテリ蓋のツメ折れ、キーボードの板バネ折れとか弱点は色々あったが修理したりしてみんな可愛がっていた。

 

未使用スペアを一台持ってるけど売れたりするだろうか?と、思って状態確認したら、未使用のまま右ヒンジ大損傷 :-) 予見できてたらバネ外して保管しとけばよかったのだが、後の祭り...液晶の偏光板は生きてた。あと補修用パーツとして買った電池蓋、蓋のノッチ、液晶のフラットケーブルはあった。これは需要ありそう :-)
未使用の倍速化キットもあったはずなんだけどどこ行ったかな....


HP95LX 1991 5月頃発売
買ったのは もしかしたら1992年くらいかも。
友人から日経MIXというパソコン通信のオフ会で見せびらかされ即座に買いに行った。
こんなので10万円前後という価格だったかな。
画面は240x128dotしかないのでできることは少なかったけど電卓ではなくてちゃんとパソコンだったし、それで電池で動くというのがすごかった。

液晶黒化してしまって、修理しようかなと思ってバラしたので、現物写真はない。

キーボードがついてるモバイルマシンの紹介はこれで最後。
あとは新しいキーボード付きおもちゃが出てポチってしまったらまた書くかもしれない。mode1 grip を出してる会社にメールして企画しませんか?と頼んだのだけど断られた:-)


ノートPCもいくつか出てきたけど紹介してないノートPCはそちらを書くかもしれない。

愛用してた期間順だと HP100/200LX > Zaurus SL-C系 > BB Key2LE >Xperia Pro かな。