北海道3大秘湖の一つである東雲湖。
他の2つはオンネトーとオコタンペで車で容易に見られるので秘湖と言うにはどうかと気もしないでもないが美しいことはもちろんで光によって色合いが変わったりする。オコタンペは災害のため林道通行止めで今は車では行けないという話もあるが。
で、行ってないのはここ東雲湖である。
実は湖岸を二度ほど歩いて目指したことはあるのだが、クマザサがすごくてルートファインディング出来ずに諦めた経緯もある。山頂経由だと比較的わかりやすいらしいが結構な旧勾配らしく最近運動不足の私にはつらい可能性が....
てなことで、選択肢としてはシーカヤックカヌーツアーしかないということに。
これが今回のメインイベント。そこそこ人気があるのとガイドの人が2,3人しか居ないので当日とかは無理でそろそろ申し込むかなと思ったら4日ほど先まで空きが無かった。
二人で申込みが基本なんだけど、一人でもちょっと高くなるけど受けてくれる。二人の場合は素人でも二人で一艘を漕いでガイドは一人乗りのカヤックで行くことになるのだが、一人申込みの場合は私が前、ガイドさんが後ろで力漕してくれるので私は0.5人力くらいでも大丈夫。それでも結構腕はパンパンになってツアー語に運転出来るか木になってしまった。
然別湖の出発点付近からははこんな感じで双子みたいな山(湖面に映ると唇型に見えるので有名)の左方の下と左端のちょっと斜面になっているところの間にある。カナディアンでもいけないことは無いかもだけど、シーカヤック系のスピードがないとなかなかつらい距離。
で、こんな感じでパドリングしていく。風にも寄るけれど1時間ほどで対岸につき、そこから歩き。
ここからの道は整備されてるので歩きやすい。
途中でこんなところもあった。
倒れた木の洞にあるヒカリゴケ。
こういうところをナキウサギは巣にしてるんですよとか教えてくれたけど残念ながら目撃できず。温暖化で個体数が激減している可能性が高いと行っていた。私も見たことあるのは大昔の大雪山系縦走をしたときだけだなあ。
で、2,30分ほどで東雲湖に到着。この場所は松が生い茂っていて昔は湖面が見えないところだったらしいのだけど、2023の台風直撃でまとめてたくさん倒れてしまって見やすくなった場所らしい。
こちらは昔のビューポイントなんだけど、ダケカンバが成長しすぎて全然見えなくなってしまった場所。
湖面までは森林保護のため立ち入りは出来ない。
調査等で申請して許可されれば行けないことはないらしいが。
帰りは時間が結構余ってるというのと風が向かい風なので岸沿いに戻ったので沈んだレールのところも通ったので撮影させてもらった。
あとこれは徒歩で行ったときにも突然現れてびっくりした謎の廃別荘だ。実は北電の保養所だったらしいが廃止れたということらしい。また許可を取らないで立てしまったので再利用もできないが原状復帰も出来ないのでそのままになっているとか。
徒歩だとこの別荘までは容易にいけるのだけどそのあとの踏み跡が見つけられない。
ちなみにガイドさんにクマの話を聞いたらこんな時期は熊は畑にでてデントコーンを食料にしてるのでほぼ出ませんよということだった。熊鈴もつかってなかった。
あと然別湖周辺のどこのエリアかは盗掘されてしまうので秘密になっていたが「北海道石」と命名された珍しい光る石が発見されたらしい。見てみたいと行ったら、途中にある「とかち鹿追ジオパーク」に展示してあるとうので見に行ってみた。
これが北海道石。紫外線で光るのは似たようなものもあるがユニークなものらしい。
タモリならどこがユニークなのか語れそうだが....
ということで念願の大宿題を一つ片付けることが出来た。
あとは冬の流氷、然別湖の氷上温泉、ひがしもことの芝桜公園、サンピラーとかは見てみたいが冬はキャンプも車中泊も出来ないのでなかなかコストは掛かりそう:-)