晴れたり沼ったり

へんなものに沼ることがあります。

デイトナのハイバックローチェア(MIL) ポチった


ukaを満喫するためにはやっぱりロースタイルしか無い

という記事を書いたところだが、これのために試しにポチったデイトナのハイバックローチェア(MIL)が届いたので室内で組み立てて座ってみた。簡単なレビューを。

 

・縫製は maid in C. なりの出来だが明らかなホツレ等は見当たらない。

・パイプ系はそこそこ肉厚で1.3mm以上はある。

組立時の注意点は、前部の足を本体のフレームに接続する穴に前後があるので、大きい方から入れる。下の写真だと下側の穴。穴の中が段付きになっている。これを広い方を先頭にして最後までキッチリいれる。逆に入れると斜めになりすぎるし、ガタガタがひどいので壊れるかパーツが傷む可能性がある。説明書には書いてないけど。

・注意点という程ではないが上部はスリーブになっているのでこちらを先に入れるのはmust。

・シートの下部はフレームにハメやすいように指掛がついているが、それでも結構キツめの部類だ。使っていけば布が伸びたりフレームが多少曲がってきたりして多分入れやすくなるかもしれない。

・プラ部品とアルミパイプの接合が結構緩いのが気になる。ハトメで固定されているところもあるんだけど、ここなんか、5度位ズレたりする(*1)。ただし、座面となるシートを被せるとそれで引っ張られてガタガタはしないようになる。保守パーツとしてフレームも買える。

・座ったときのおしりの地上高は10cm以下と約25cmほど下がるので uka 内でのレイアウトの自由度はかなり向上する。(*2)

・パッケージサイズは今持っているミドルサイズハイバックより小さい。バイクメーカーがリリースしているだけあってコンパクトだ。

 

・座り心地はいい。フレームの4箇所から吊る感じなのでヘリノックス起源のこのタイプのものと同様のフィット感と座り心地。「人を駄目にする」系とまでは行かないが、「もう動けない」系ではある。

・座るとおしりの位置が低いので立ち上がるときは「よいしょ」とか言ってしまいそう。慣れれば大丈夫かな。

・サクッと立てないので座ったあとに椅子の位置を変えるのは(無理もないのだが)やりにくい。

・靴を脱がないであぐらっぽい感じに足を組むこともできるが、靴を脱いで座面の上であぐらをかくこともできる(*3)。ただし膝は座面からは流石にはみ出す。この場合もフレームに足が当たって痛いというようなことはない。

・足を前に投げ出すような感じに座ると太ももの裏側あたりが多少シートの縁のラインに合ってなくて当たるような感じになる。ま、そこまで思いっきり足を伸ばすことはないだろうけど。

・座ったときはミドルやノーマル系の椅子より足ははみ出すのでテーブルに正面で座るよりテーブルはサイドにおいてちまちま飲み食いするという感じのほうが足で蹴っ飛ばしてちゃぶ台返し〜〜  みたいなことにならなくていいかもしれない。

・ハイバックの背の高さは若干短めか?深めに座ると上部フレームに頭を乗せるような感じになる。

 

ということで室内で使った感じだと概ね良好なので同じものを来年の夏前にポチる可能性は大。(*4)

 

一点だけナゾがある。後ろ足の部分がこんなふうに角度を付けて整形してあるのだ。これはもしや前足のU字型パーツの高さの低いものも販売される可能性があるんじゃないかなという夢想が。今の背もたれの角度だとリラックスタイムには非常に適している角度だと思うのだが、調理または焚き火のお世話などをするには若干レイドバックしすぎな気もする。

となれば、もっと立てた角度にして焚き火のお世話専門のローチェアみたいのが出てもおかしくない。ただこの角度だとシート下部はほぼ水平になってしまうし、背もたれも完全垂直になってしまう。ナゾだ。

 

 

*1: 私の工学センス的にはもうちょっときっちりハマっているべきだと思わないでもない。ナナメってるとプラ側も縁の部分だけに力がかかるし、パイプ側もそこが当たるところだけ力がかかるので曲がりやすいのではないかと。ハトメの接合部の遊びは地面が必ずしも平らではないので、それを考慮した工学的アソビなのかもしれない。

 

*2: ukaの跳ね上げ部の下でもこれならイケそうな気がする。身長/座高にもよるけれど。ukaに限らず荒天時に下げて設置したタープやテントのエクステンション的前室でも利用できそう。持ってないけど、クロノスキャビン2とか、オガワのステイシーとか、デイトナのマエヒロシリーズとか、テンマクのテンゲルとか、高さのある部分の有効エリアが狭いワンポール系とか。

 

*3: 椅子の上であぐらは私はよくやる。キャンプ場で夕方以降は夜露で草が濡れるのでクロックス系の素材だが穴のないレインブーツのようなものを履くのだが当然ながらムレる。これを少しでも減らすためには座ってるときはあぐらがいい。

 

*4: ゼインアーツの uka 内でのレイアウト、テーブル(モンベル/ライダーズテーブル系)、テント類(インナー/コットテント)との組み合わせをチェックしないとな。ということで今年はちょいと秋キャンも検討中)

特にデュオモードを想定したレイアウトを探求しておく必要がある。でないとまた ognis と両方持っていくことに....

 

追記(25.1105) 実利用してきて想定してなかったデメリットを一つ発見。前側が逆台形にすぼまっているので、座ったまま、斜め前に体重を移動させるとそちら側にコケやすい。多分慣れればOK。ボックリーのほうがこの問題は発生しなさそうなので、同行者向けに買い増す場合はそちらにするかも?