このKan Toyamaというお店の前はなんども通っていたのだけど店名の小さな看板があるのみで居酒屋ということに気がついていなかった(まあ通るのは昼間が多いというのもあるけれど。
富山の出身ではないけれど、富山で料理修行をしていた関係で富山と石川中心の北陸3県の食材とおさけをだしてくれるお店とのこと。土日でも店主さん一人のようだけど満席ということもあるようなので若干提供に時間がかかるかもしれないが待つ価値はありそう。
(あとあらかじめ仕込んでありちょっと手を加えて盛り付けできるものも多いので注文がバラけすぎなければ大丈夫かも)
こちらは突き出しのしめ鯖のお寿司。
しゃりにはごまとしそが入っていてかつ軽く炙ってあるのでしめ鯖でありながらしめ鯖ではないなにかに仕上がっていた
初めてだったので量とか料理の傾向がわからなかったのでまずは前菜の盛り合わせ5品をお願いした。
飲みモードで行くならこのおつまみでお酒2号位はちびちびと行けそう。右上のエビは痛みやすいのであんまり流通しないといわれているガス海老で漬けのようになっているもの。初めて食べることができた。甘エビよりうまいと言われてるけどこの状態だと甘エビとの差分は感じられなかった。
右下のかぼちゃとさつまいものサラダのかぼちゃはチーズ、白味噌とちょっとマヨネーズでまとめてるそうで、どことなく爽やかで良い感じ。里芋の唐揚げとかぼちゃの下のさつまいもは提供前に揚げてくれていた。
ポテサラみたいの白和えで赤いのは人参じゃなくて柿でこれも提供前に柿をカットして混ぜていた。
ぎんなんはお酒、塩に漬けてあるということだった。銀杏というと焼きか素揚げか茶碗蒸しや椀物の彩りみたいなイメージだったけどこういう食べ方もあったのか。
お刺身盛り合わせは本当は1人分のものをお願いして減らしてもらった。珍しいところでは冬に撮れる鰆(右端)で、春という字は入っているが冬のほうが美味しいのだとか。確かに締まってる感じでいいかも。
これは真鯛の炙りと薬味の胡麻生春巻。いろいろ迷ったのだが一番ネーミングから実態がわかりにくいのにしてみた。かいわれ、白髪ねぎ、人参、しそなどに炙った真鯛を巻き込みながら生春巻きをまとめて外側にゴマ粒をくっつけてある。面白い。ポン酢ベースのタレをかけて食べるというもの。若干薬味の野菜類が噛み切りにくいので次回これを頼んだら4つにカットしてもらおうかな。
締めはお茶漬けに.. といっても普通のだしではなくて鯛骨とかのあらでとっただし。臭みもなく塩分も軽めだったのアクセントのいくら(小さめだから鱒かも?)がいい感じだ。
メニューはこんな感じ。
全体に塩分は控え目で重たい料理はなさそう(少なくとも頼んだ範囲では)で日本酒も3種ほど頼んだけれどどれもはずれなしだったのセレクションも良さそう。
人気出そうだけれどいまのところは平日ならプラリと来ても入れそうなので居酒屋難民になりそうなときは忘れずに思い出したい。
あと、お米もこだわっているらしく、来週からは山梨のだけど、幻と言われるお米になりますよ〜と言っていた。